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砂糖について


■含蜜糖:がんみつとう

下記の原料から抽出した糖汁を煮詰めて作られた粗糖(原料糖)のこと

ミネラルなどを豊富に含み、味わいにコクがありやさしい甘さが特徴。 


原料:テンサイ(甜菜)

テンサイは、別名サトウダイコンともいわれ、寒さに強く、寒冷地作物として、生産地は、北海道が100%となっています。

 

てん菜糖・・・てん菜の糖汁を精製して作る砂糖です。まろやかな甘さで、風味やコクがあり、さらに、天然のオリゴ糖まで含まれています。



原料:サトウキビ

サトウキビの絞り汁が原料として、下記の種類が存在します。

 

●黒砂糖・・・サトウキビの搾り汁からゴミやかすを取り除き、そのまま煮詰めて冷やし固めて作った黒褐色の砂糖、精製が少ない為、糖分以外のミネラルなどの不純物が含まれます。

●きび砂糖・・・黒砂糖よりも多く精製し煮詰めます。より多く精製されているので、黒砂糖よりも白く、黒砂糖ほど独特な香りや味は少なくなります。優しくまろやかな味わいです。

 

●和三盆・・・徳島県や香川県で栽培されているサトウキビの竹糖という品種の搾り汁を煮詰めながらアク抜きし、更に少量の水を加えて手で練り上げる操作と布袋に入れて圧搾する手作業を繰り返して作る伝統的な砂糖です。

結晶が細かく口当たりの良さと独特な風味を持ちます。



原料:サトウカエデ(砂糖楓)

サトウカエデは、カナダの国旗にもなっており、世界で流通するメープルシロップの約70%がカナダ産となっています。

 

メープルシロップ・・・サトウカエデは、夏の間に樹木の内部に蓄えたでんぷんを糖分に変え蓄積します。雪解けの時期にメープルの木に穴を開けてバケツに樹液(メープルウォーター)を取得し、その樹液を濃縮して作られた天然の甘味料です。

ホットケーキやワッフルなどにかけて食べます



■分蜜糖:ぶんみつとう

粗糖(原料糖)を遠心分離機や布袋に入れて,砂糖の結晶と蜜を分けて結晶だけを取り出した砂糖のこと


双目糖:ザラメトウ

双目糖はハードシュガーとも呼ばれ、結晶が大きく純度が高い砂糖のこと、下記の種類があります

元々は粒が粗いことから「粗目:あらめ」と呼ばれていたが、次第に発音が訛って「ざらめ」になり、「双目」と当て字されるようになった。

 

●白双糖(しろざらとう)・・・最も純度の高い砂糖で美しい結晶と上品なクセのない甘さが特徴、高級なお菓子で多く利用されている

●グラニュー糖・・・双目糖の中で最も小さな結晶の砂糖、さらさらとした手触りとクセがない甘さが特徴で、洋菓子において一般的に使われている。

「Granulated:粒状」が由来となります。



車糖:クルマトウ

車糖はソフトシュガーとも呼ばれ、結晶が小さい砂糖のこと、下記の種類があります

 

●上白糖・・・日本でもっとも一般的に使用されている日本固有の砂糖(海外では、ほぼ利用されていません)。砂糖どうしがくっつきやすい為、水分とビスコという転化糖(ブドウ糖と果糖の混合物)を1~2%混ぜてある砂糖の事

クセがなく、料理やお菓子にオールマイティで利用。

●三温糖・・・双目糖を作るのに残った糖液を3~5度煮詰めて作ります、名前の由来もこの3度または再三、煮詰める=温める事からです。煮詰めることで甘みが強くなり、コクが生まれるため、煮物や佃煮を作る時に利用されます。